
東芝の取締役会は9日、英投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズから買収提案を受け取ったことを明らかにした。取締役会として、CVCの提案の検討を始めることを表明した。CVCは今後、詳細な提案を東芝に送る予定だ。東芝取締役会は「詳細情報を受領した場合には、慎重に検討していく。検討には相応の時間を要する」とのコメントを出した。
社外取締役で取締役会議長を務める永山治氏の声明を9日出した。声明のなかでは「各国競争法や外国為替及び外国貿易法上のクリアランスを得られることや、資金調達が可能となることなど、多くの事項が条件となる」と買収案を巡る今後の課題に触れた。
CVCはTOB(株式公開買い付け)に乗り出し、東芝の株式を非公開化する方針だ。買収額は2兆円を超える見通し。
9日の東京株式市場で東芝株が続落した。東芝の発表を受け、買収の実現には時間がかかるとの見方が広がり、午後に入って下げ幅を広げた。終値は前日比245円(5.4%)安の4265円だった。
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