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東証前引け 小反発、朝高後伸び悩み ソフトバンクGは大幅高 - 日本経済新聞

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9日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発し、前日比29円12銭(0.10%)高の2万9536円17銭で前場を終えた。前日の米株式市場でダウ工業株30種平均など主要3指数が最高値を更新し、投資家心理が改善。運用リスクをとりやすくなったとみた投資家の買いが優勢となった。寄り付き直後に上げ幅は200円を超えた。

前日に大規模な自社株買いを発表した値がさのソフトバンクグループ(SBG)は10%超上がる場面があった。日経平均のプラス寄与度はSBGだけで131円程度だった。

朝方の買い一巡後は伸び悩んだ。米株価指数先物が日本時間9日午前の取引で軟調に推移し、日本株の売りを促した。11時ごろに日経平均が下げに転じる場面があった。

外国為替市場で1ドル=113円ちょうど近辺まで円高・ドル安が進んだことも輸出関連株を中心に相場の重荷となった。市場では「日経平均は2万9700円に近づくと買い手が少なくなる」(国内証券)との見方があった。

東証株価指数(TOPIX)は続落した。朝方は高く推移していたが、午前の中ごろに下げに転じた。JPX日経インデックス400も下落した。

前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3578億円、売買高は5億7732万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は683と、全体の約3割にとどまった。値下がりは1364、変わらずは121だった。

レーザーテク東エレクなど半導体関連の一角が買われた。任天堂も高い。一方、マネックスG郵船は下げた。

きょう東証2部に新規上場した日本調理機は公開価格(2710円)を1%上回る2750円で初値を付け、前引けは2712円だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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