
【NQNニューヨーク=川内資子】15日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に3日続落し、前週末比10銭円安・ドル高の1ドル=109円10~20銭で取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を17日に控えて様子見ムードが広がる中、米景気の回復観測を背景とするドル買いがやや優勢となった。
米連邦準備理事会(FRB)がFOMC後に公表する参加者による米経済と政策金利の見通しを見極めたい市場参加者が多い。市場では追加経済対策の成立や新型コロナワクチンの普及で景気認識が上方修正され、利上げ予想が前倒しされるとの見方もある。会合後のパウエルFRB議長の記者会見への関心も高く、積極的な取引は見送られた。
そんな中でも、米景気回復を見越したドル買いがやや優勢だった。前週に成立した追加経済対策に盛り込まれた1人最大1400ドルの現金給付の手続きが始まったと伝わり、個人消費の押し上げ期待が強まった。
15日発表の3月のニューヨーク連銀製造業景況指数が前月比で市場予想を上回って上昇した。欧州の一部でアストラゼネカ製のコロナワクチンの接種を一時見合わせる動きが出て、欧州経済の正常化が遅れるとの警戒感が浮上。ワクチン接種が順調な米国の方が景気が力強く回復するとの見方もドル買いを促した。
円の安値は109円25銭、高値は109円03銭だった。
円は対ユーロで5営業日ぶりに反発し、前週末比15銭円高・ユーロ安の1ユーロ=130円15~25銭で取引を終えた。
ユーロはドルに対して続落し、前週末比0.0025ドル安の1ユーロ=1.1925~35ドルだった。ユーロ圏と比べて米経済が堅調になるとの見方から、ユーロ売り・ドル買いが優勢となった。
ユーロの安値は1.1911ドル、高値は1.1937ドルだった。
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