
16日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比383円60銭(1.28%)高の3万0467円75銭と1990年8月1日(3万0837円99銭)以来30年半ぶりの高値を更新した。前日の欧州株式相場の上昇に加え、新型コロナウイルスのワクチン普及による景気回復期待が投資家心理を上向かせた。米追加経済対策への期待や国内企業の業績改善も追い風になった。ファストリなど値がさ株の上昇が目立った。
海外に続き、国内でも今週からコロナワクチンの接種が始まる。足元は新規感染者数が減少傾向で、国内外の景気回復が進むとの見方が一段と強まった。日本時間に米株価指数先物が堅調だったことも刺激材料となった。業種別では銀行業、海運、非鉄業など景気敏感株が上昇した。
大引けにかけて主力銘柄の一角に利益確定売りが出て、日経平均は上げ幅を縮小した。コロナワクチンの普及で2022年3月期の企業業績がさらに上向くとの見方が広がる一方、「短期的な過熱感が強まった」(国内証券ストラテジスト)との声があった。
JPX日経インデックス400は7日続伸し、終値は前日比119.92ポイント(0.68%)高の1万7791.82だった。東証株価指数(TOPIX)も7日続伸し、11.14ポイント(0.57%)高の1965.08と、1991年6月以来の高値。
東証1部の売買代金は概算で3兆252億円。売買高は14億970万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は846、値下がりは1251、変わらずは97だった。
ソフトバンクグループ(SBG)、東エレクが高く、三菱UFJ、三井住友FG、HOYA、リクルート、ソニー、商船三井、住友鉱も買われた。一方、電通グループ、東海カ、日東電が下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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