21日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=143円台半ばで推移。海外時間は欧州中心の金融緩和観測の高まりによる金利低下や米国株安によるリスク回避で欧州通貨中心にドルと円が買われ、143円台でもみ合った。株安の継続や米国の金利低下により円は対ドルでやや強含みそうだ。
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りそなホールディングス市場企画部の井口慶一シニアストラテジストは、海外の株安の流れを引き継ぎ日本株も軟調に始まると想定されることから、対円では「ドルの重さを意識しながらの動きになりやすい」と予想。米金利低下もドルの重しとなるとみる。一方、日本銀行の金融政策決定会合がハト派との印象を受ける人が多かったことから円買いにも傾きづらく、新規手掛かりを欠く中で143円台中心の動きになりそうだと述べた。
20日の米国債は上昇。英国のインフレ率が予想以上に鈍化したことなどを背景に、先進国の金融緩和への期待が高まった。欧州の金利低下が波及し、米10年国債利回りは一時3.84%付近と7月下旬以来の水準まで低下した。金利スワップ市場では来年3月までの利下げを完全に織り込んだ。米株式は高値警戒感から主要株価指数が午後の取引で急落した。
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