3月の米雇用統計が市場予想より強めの内容となったことを受け、米国債市場では5月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利上げ予想が高まった。
雇用統計の発表後、米国債利回りは年限が短めの債券を中心に上昇。金利スワップ市場は次回5月のFOMC会合での利上げ幅について、現在の実効フェデラルファンド(FF)金利である4.83%を約18ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回る水準を織り込んだ。これは0.25ポイント利上げの可能性が3分の2余りあることを示唆する。同統計の発表前は14bp前後だった。
2年債利回りは一時14bp上昇して3.97%を付けた。10年債利回りは一時7bp上昇の3.38%。2年債と10年債の逆イールドは拡大した。
TDセキュリティーズの金利戦略グローバル責任者プリヤ・ミスラ氏は、今回の雇用統計の「全般的な強さ」を受けて「5月会合での25bp利上げの可能性は高まる。利下げのタイミングも先送りされるはずだ」と指摘。「FOMCはこれで5月の利上げが可能になる。しかし市場は引き続き、遅効性がそれほどでない他のデータ、および銀行決算に注目するだろう」と述べた。
外国為替市場では雇用統計の発表後に、ドルが円とユーロに対して上昇した。
米雇用者数は伸び鈍化、失業率低下-FRBにまちまちなシグナル (2)
原題: Fed Traders Boost May Hike Bets After Better-Than-Expected Jobs(抜粋)
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