10月の和牛オリンピックへ 鹿児島県代表の牛24頭決まる[08/29 20:26]
10月に鹿児島で開かれる「和牛のオリンピック」、全国和牛能力共進会の最終予選会が28日と29日の2日間、霧島市で開かれ、鹿児島県代表の24頭の牛が決まりました。
全国和牛能力共進会は、和牛の優秀さや肉質などを競う5年に1度の全国大会で「和牛のオリンピック」とも呼ばれています。
10月に鹿児島で開かれる大会に向けて県代表の牛を選ぶ最終予選が、28日と29日の2日間、霧島市隼人町の姶良中央家畜市場で開かれました。
大会は繁殖用の牛の体型の良さなどを月齢別に審査する「種牛の部」と、肉質を審査する「肉牛の部」、そして、これからの畜産を担う人材を育てるために、今回から新設される「高校・農業大学校の部」のあわせて9部門で競われ、県内11地区の予選を勝ち抜いた114頭が出品されました。
29日は、このうち6部門の審査が行われ、28日の3部門とあわせて24頭の県代表の牛が決まりました。
(県代表に選出 南大隅町・鶴田洋行さん)
「どうしてもこの牛で全共に行きたかった。代表に選ばれたからには鹿児島黒牛のアピールのためにがんばっていきたい」
(県代表に選出 曽於高校 畜産食農科3年・矢野輝星さん)
「慣れるまではちょっと荒いが、慣れたらとても甘えん坊な牛で、とてもかわいい。全共で、もちろん日本一をとりたい」
(審査した全共鹿児島県推進協議会 坂元信一・推進委員長)
「全体的にいうと、前回(5年前)よりも鹿児島のレベルは上がっていると思う。農家や地元の関係者と一緒になって、良い成績がとれるように私たちもがんばっていきたい」
第12回全国和牛能力共進会は、10月6日から10日までの5日間、霧島市と南九州市で開かれ、全国から予選を勝ち上がったおよそ440頭の和牛が参加する予定です。
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