
【NQNニューヨーク=古江敦子】28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発し、15時時点では前日比217ドル77セント高の3万4378ドル55セントで推移している。朝方は売りが先行し、一時は300ドル超下落したが持ち直した。市場予想を上回る四半期決算を発表したスマートフォンのアップルやクレジットカードのビザが買われ、指数を押し上げている。米長期金利が低下し、高PER(株価収益率)のハイテク株が買い直されている。
15時時点でアップルは5%高、ビザは9%高で推移している。アップルは26日夕に発表した2021年10~12月期決算で主力のスマートフォン部門が堅調に伸び、売上高と純利益がともに四半期として過去最高だった。ビザは決算が大幅な増収増益となり、先行きに強気な姿勢を示したのも好感された。
米長期金利が1.78%近辺と前日終値(1.80%)をやや下回っている。ハイテク株が買い直され、顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムやソフトウエアのマイクロソフトが高い。
一方、取引開始前に発表した決算が嫌気された建機のキャタピラーと石油のシェブロンが大幅安。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが景気を冷やすとの見方もあり、工業製品・事務用品のスリーエム(3M)や航空機のボーイングなど景気敏感株の一角も安い。
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