2021年03月06日20時38分
国会は週明けの8日、参院予算委員会の集中審議が開かれ、総務省幹部の接待問題をめぐり、激しい論戦が交わされそうだ。菅義偉首相の長男正剛氏ら放送関連会社「東北新社」に加え、NTTとも会食していたことが判明。野党は、同省と所管業界の「なれ合い」体質をただすとともに、首相の責任も厳しく問う方針だ。
集中審議には、首相と関係閣僚が出席。野党側は同省出身の小西洋之氏(立憲民主党)らが質問に立ち、行政がゆがめられた可能性を視野に、接待を受けた谷脇康彦総務審議官や巻口英司国際戦略局長らを追及する。
集中審議に先立つ理事懇談会で、同省はNTT接待に関する内部調査の中間報告を行う。武田良太総務相は谷脇、巻口両氏以外の幹部にも対象を広げ、徹底調査する意向を示している。
ただ、同省は東北新社の問題を調査した際、これ以外の違法接待を否定していた。にもかかわらず、新たにNTTの問題が浮上し、野党は「身内による調査」と信頼性を疑問視。集中審議でも詳細な説明を求めるとみられる。
野党は今回、正剛氏や澤田純NTT社長の参考人招致を要求した。これに対し、与党は正剛氏について「民間人」との理由で拒否。一方、澤田氏については、政府がNTTに一部出資していることから前向きな姿勢を示すが、時期については慎重に検討する構えで、8日の出席は難しそうだ。
集中審議では、新型コロナウイルスに関する4都県の緊急事態宣言の再延長や、ワクチン接種のスケジュールなども議題になる見通しだ。
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