
東京都内で19日、新たに303人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
19日までの7日間平均を前の週と比べると7日連続で増加していて、都の担当者は「さらに増えるとすぐに重症者も増えてしまう。誰が感染しているかわからず発症前にうつすこともあり得るので、気をつけてほしい」と呼びかけています。
また、都は感染が確認された6人が死亡したことを明らかにしました。
都によりますと、新たに感染が確認されたのは、10歳未満から90代までの男女あわせて303人です。
19日までの7日間平均は297.0人で、前の週の108.6%となりました。
7日間平均が前の週から増加するのは7日連続です。
都の担当者は「さらに増えるとすぐに重症者も増えてしまう。誰が感染しているかわからず発症前にうつすこともあり得る。卒業式の時期だが会食やパーティーは控えるなど気をつけてほしい」と呼びかけています。
19日の303人の年代別は、10歳未満が10人、10代が20人、20代が67人、30代が49人、40代が38人、50代が38人、60代が36人、70代が23人、80代が18人、90代が4人です。
19日の303人のうち48%にあたる147人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。
また、インドネシアとネパールから帰国した人がそれぞれ1人ずついて、都の「健康安全研究センター」で変異ウイルスかどうか調べているということです。
一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は「家庭内」が最も多く72人、次いで「施設内」が39人、「職場内」が17人などとなっています。
このうち「施設内」では、9の医療機関で患者と職員あわせて23人、6つの高齢者施設で利用者と職員あわせて8人の感染が確認されました。
これで都内で感染が確認されたのはあわせて11万6919人になりました。
一方、19日時点で入院している人は、18日より25人増えて1318人でした。
「現在確保している病床に占める割合」は26.1%です。
都の基準で集計したきょう時点の重症の患者はきのうより2人増えて46人で、重症患者用の病床の13.9%を使用しています。
また、都は、感染が確認された70代から90代の男女6人が死亡したことを明らかにしました。
このうち2人は医療機関で、1人は高齢者施設で、1人は家庭内で、それぞれ感染したということです。
これで都内で死亡した人はあわせて1630人になりました。
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