[東京 21日 ロイター] - ルネサスエレクトロニクスは21日午後、主に自動車向け半導体を手掛ける那珂工場(茨城県ひたちなか市)で19日発生した火災について会見し、元の生産水準に戻るまでには1カ月程度かかる可能性があること明らかにした。
半導体は世界的に需給が逼迫しており、自動車メーカーの一部はすでに生産を調整している。この火災でさらに影響が広がる恐れがある。
柴田英利社長は「なんとか1カ月以内での生産再開にたどり着きたい」とした上で、「1カ月での生産再開目標は、元の生産規模に戻ることも含めたターゲット」と語った。
火災が起きたのは、先端品を扱う300ミリライン。影響を受けた半導体の3分の2が自動車向けで、残りは産業やインフラ、情報通信向け。すでにラインに乗っていた仕掛品が受けた影響の全容が判明するのは1週間くらいかかるという。
柴田社長は「半導体供給への影響は大変大きいと危惧している。代替生産などあらゆる方策で最小化したい」と述べた。
*会見内容を追加しました。
平田紀之 編集:久保信博
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