
アメリカの製薬大手ファイザーが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、12日夜、厚生労働省の専門家部会が有効性などが認められるとして承認を了承しました。14日にも、国内で初めての新型コロナウイルスのワクチンとして田村厚生労働大臣が正式に承認する見通しです。
日本政府は、ファイザーと年内に7200万人分のワクチンの供給を受ける契約を交わし、厚生労働省の専門家部会が、12日夜、会合を開いて有効性や安全性を審査しました。
関係者によりますと、ファイザーが国内の日本人に行った治験でも、海外と同様に、ウイルスの働きを抑える「中和抗体」の増加が確認されたことなどが報告され、有効性などが認められるとして承認を了承したということです。
これを受けて、14日にも田村厚生労働大臣が、国内で初めての新型コロナウイルスのワクチンとして正式に承認し、来週半ばに医療従事者への先行接種が始まる見通しです。
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