
資生堂は22日、ドラッグストアや量販店向けに展開する日用品ブランドについて、投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズへの売却を検討していると発表した。売却額は1500億円規模とみられる。
対象となるのは、ヘアケアブランドの「TSUBAKI(ツバキ)」や、低価格帯のスキンケア、ボディーケア商品など。今年上半期をめどに、CVCに売却する。資生堂は事業運営にあたる新会社への出資を検討する。
資生堂は新型コロナウイルスの感染拡大による百貨店の臨時休業や訪日客の落ち込みが響き、売り上げが急減。2020年12月期の業績予想は、最終利益を300億円の赤字と見込んでいる。構造改革を進めるとともに、オンラインを活用した商品提案やカウンセリングに力を入れる。
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