東京外国為替市場のドル・円相場は下落。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて菅義偉首相が緊急事態宣言の検討に入ると表明したことを受け、リスク回避的な円買いが優勢となった。ドルは円以外の主要通貨に対しても下落した。
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市場関係者の見方
上田ハーロー外貨証拠金事業執行担当役員の山内俊哉氏
- 日本の緊急事態宣言の検討を受けてリスク回避的な円買いが出やすくなっている
- ただ、今回は業種を絞るとみられるなど、昨年春のような厳しい内容にはならなそうだ。株価や為替への影響は限定的だろう
- 海外勢は米ジョージア州の上院選の結果を見極めてから、今年はドル売りかドル買いかを決める流れか。2議席とも民主党が取れば景気と財政赤字の両面でドル売り、1議席でも共和党が取れば株安とともにドル買い戻しではないか
あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト
- 菅内閣による緊急事態宣言は国内の株安を通じて円買い材料となり、当面は102円50銭や102円ちょうどを目指す展開になるだろう
- ドル・円の急落はないだろうが、リスクオフ的な下落トレンドは目先続き、3カ月くらいの間には昨年安値の101円19銭が視野に入ってくる
- 緊急事態宣言は業種などを絞り込んだとしても、人の移動への制限が強まると特に消費への影響が大きく、経済全体への悪影響は避けられない
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