9日の東京株式相場は反発。米国の追加金融緩和や財政出動を見据えた景気回復期待から電機や自動車、経済統計の改善を受けた機械などを中心に幅広く買われた。ソフトバンクグループの非公開化協議が明らかとなり午後に上げ幅を拡大した。
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<きょうのポイント>
ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは「機械受注が思いのほか堅調でポジティブサプライズになっている」と指摘。10月でこれだけ回復しており、11月はより改善するという期待が膨らんでいる。「製造業も非製造業も良い内容で、幅広い業種でコロナに対応するた
めの行動変容についていくための設備投資が増えているのだろう」と話し、11月のさらなる改善期待が膨らんでいるという。
米国の株高と取引開始直前に公表された機械受注統計を受けて日本株は前日の終値を上回って始まりその後も堅調に推移した。午後に「スローモーション」MBOによる非公開化を協議していることが明らかになったソフトバンクGの株価が急伸し、株価指数を押し上げた。
しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は「先週末から3日続落し、どちらかというと売りたい人よりは、押し目買いしたい人のほうが多く、海外の株高と堅調な機械受注の結果が重なりやや買いに拍車がかかった状況」と指摘した。いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は「コロナによる不透明感が続く状況の中、米国の株価が高くても追加緩和や追加財政出動への期待がマーケットを押し上げている」と話した。
- 東証33業種では空運、非鉄金属、海運、パルプ・紙、機械、精密機器、鉄鋼、輸送用機器などが上昇
- 証券・商品先物、石油・石炭製品、電気・ガスは下落

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