福井県あわら市の製薬会社「小林化工」が製造した爪水虫などの治療薬イトラコナゾール錠50「MEEK」に誤って睡眠導入剤の成分が混入していた問題で、小林化工は11日、薬を処方された患者364人を特定し、服用を中止するよう連絡したと発表した。
県や同社によると、処方された患者は北海道から九州まで全国約30都道府県にわたり、医療機関や薬局を通じて回収作業を続ける。意識消失や記憶喪失などの健康被害の報告は11日午前0時時点で133件あるが、さらに増える可能性もある。服用が原因とみられる物損事故が16件起きたことも判明している。
同社によると、イトラコナゾール錠50「MEEK」は、あわら市内の工場で、担当者が本来入れる成分と睡眠導入剤の成分リルマザホンを間違えて保管場所から取り出し、別の担当者が調合したという。取り出しは2人でする決まりだが、1人でしていた。1錠当たりの混入量は5ミリグラムで、医師がこの成分を通常処方する分量の10~20倍にあたる。【大原翔】
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