
韓国政府主導で航空再編の可能性が浮上した=聯合・共同
【ソウル=細川幸太郎】政府系の韓国産業銀行が、経営再建中のアシアナ航空を大韓航空と統合させる検討を始めたと韓国メディアが12日報じた。産業銀行はアシアナ航空の債権団をとりまとめる立場で大韓航空側に働きかけているという。感染症の影響で苦境続く航空業界で、政府主導の再編案が浮上した。
報道を受けて産業銀行は「様々なオプションの中で検討しているが、確定したことはない」とのコメントを発表した。
韓国聯合ニュース子会社の金融経済情報メディアが報じた。報道によると、産業銀行経営陣が国土交通省などと韓国航空1位と2位の統合を検討し、大韓航空側に打診したという。
アシアナ航空を巡っては、親会社が2019年12月に国内建設大手に売却することで基本合意を結んだものの、感染症の流行によって破談した経緯がある。アシアナは政府の基幹産業安定基金を通じて産業銀行から追加融資を受けて急場をしのぎ、売却先の再検討を始めていた。一方の大韓航空も資金繰り安定のために同基金を活用している。
ただ国内大手2社の統合について独占禁止法当局の審査は厳しく、単純な合併は難しいとの見方が大勢だ。韓国政府は競争促進のために格安航空会社(LCC)の参入を促してきた面もあり、航空行政の急激な転換にLCC側からは反発の声があがりそうだ。
からの記事と詳細
https://ift.tt/3nqSIoh
ビジネス
Bagikan Berita Ini
0 Response to "大韓航空とアシアナ航空に統合案 韓国報道 - 日本経済新聞"
Post a Comment